発想転換炉(考えのゴミ箱)

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「遥かなる巨神」感想

こんにちは、ミニマリスト大学生のhagiです。

 

 

かつてSF作家集のようなものを友達に借りた時に見かけた「夢枕獏」の文字を図書館で見つけたので借りて読んでみました!

今回は夢枕獏さんの初期作品集「遥かなる巨神」の感想を書いていきます。

 

 

 

夢枕獏さんとは?

10歳から小説家を志し、大学卒業後は編集者をしながら作家活動と考えていたが、就職に失敗してしまい山小屋で働く。

ペンネームは高校生のときの同人誌で活動していた頃に使い始め、それまでに複数のペンネームを使い2年ほど経った頃に夢枕獏に落ち着いたという。
作品については本人曰く、「エロスとバイオレンスとオカルトの作家」で、密教的要素を散りばめたエログロの伝奇バイオレンスや、ひたすら男たちが肉弾戦を演じる本格格闘小説を得意とする。しかしながら商業デビュー直後はそのような得意ジャンル一本槍では無く、集英社コバルト文庫他で少女向け小説やジュヴナイル・ノベルなども執筆した。 
安倍晴明を主役とした『陰陽師』シリーズは、晴明ブームのきっかけとなった。
また漫画の原作となった作品も数多く、中でも『餓狼伝』は谷口ジロー板垣恵介、『陰陽師』は岡野玲子、『荒野に獣慟哭す』は伊藤勢という実力派によって漫画化された。

中でも「サイコダイバー・シリーズ」は手を変え、作者を変え、幾度も漫画化されており、アニメ化もされている人気作品である。

夢枕獏 - Wikipedia

「遥かなる巨神」収録作品

 

木犀のひと

ある男の母の回想による話。

ある夜、少女は神社の前で枝を折る白い着物を着た美しい少年と出会う。

彼は金木犀の木の上で枝を折っていた。

 

どむ伝

「どむ」は闇の中のどぶの中で流れてくるゴミやネズミを食べて生きていた。

時折流れ着く手足のバランスの悪い頭部と身体の一部にしか毛の生えていない4本足の生物を見つけるとき、「どむ」は何か懐かしさを覚えた。

 

魔性

人間でない何かは人間に対して自分を痛めつけるものを優しく受け止める。

 

わらし

遠い昔、夜中に馬ころげ峠を越えようとした一人の坊さまが恐ろしい悲鳴を上げて行方不明になった。

そんな峠を真夜中に、病気の娘のためにばばさまが越えなければならなくなった。

 

蒼い旅籠で

〈主〉のもとに酷いいでたちの〈客〉がやってくる。

彼は〈主〉と同じ〈世界〉がまだ明るかった頃を知る〈古〉の〈類〉であった。

彼は宿賃の代わりに枯れたオリーブの葉を渡した。

 

消えた男

男の眼は普通に「大きい眼」といわれるものよりはるかに大きかった。

ある日彼はどぶ川でしょ鯉をとっていた少年の輝く瞳を見た。

彼は生まれてきた自分の子供の瞳の奥をのぞき込むことを望んでいた。

 

山を生んだ男

登山家、梅津忠人は冬山の登山中、不運が重なり生死の境目にいた。

すべての食糧が付き、死を覚悟した時、女が現れ梅津にある頼みごとをする。

それはまだ誰も登ったことのない山を登ってほしいというものだった。

 

千日手

将棋好きで将棋スナックを経営している中原の元に一人の男性が訪れる。

彼は将棋における千日手(同じ手が何度も続くこと)が今の自分の人生に適用されていると話した。

あるところまで行くとまた日にちが遡ってしまうのだ。

 

てめえらそこをどきやがれ!

人間の精神に潜るサイコダイバーの瞠は大富豪沢神大三から、他人の意識に入り込んだまま帰ってこない娘の救出を依頼される。

は沢神の部下の八木とともに娘の救出のためにダイブする。

 

遥かなる巨神

その老人は白い巨人に姉を殺されてから、それを倒すためだけに生活してきた。

何をしても効果のない巨人はいつも必ず決まった道を通る。

ある日彼は見たこともない乗り物に乗ってやってきた偉人と出会う。

彼の目的も巨人を倒すことにあった。

 

タイポグラフィクション

活字を使った遊びのような作品。

にほんごであそぼ」のひらがな一文字のアニメーションを思い出した。


"su" す

 

カエルの死

ローズマリーの赤ちゃん

走る人

泣きじゃくる子供

そして誰もいなくなった

終電の事故

崩壊のプロセス

伝言板

どんたとぴ

 

 

 

感想

正直に言うとこれがSFなのかはよくわかりません。

「蒼い旅籠で」と「てめえらそこをどきやがれ!」はSFだと思いますが、「木犀の人」や「わらし」は違うんじゃないか?となりました。

ファンタジーとSFの境がはっきりしていなかった時期の作品なのかもしれませんね。

千日手」は星新一っぽい雰囲気を感じました。

意味が分からない作品も少しありましたが、幻想的で興味深かったです!

 

興味を持った方は是非読んでみてください!

 

 

 

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それでは。